interview
スタッフインタビュー

ライコランドMOTOGEAR東京の評判(メカニック:佐藤さん)

四輪整備を一通り経験して、技術の幅を広げるために二輪業界にチャレンジ
佐藤さん(44歳)

ライコランドMOTOGEAR東京 / メカニック / 2008年 入社 / 3級整備士
<職歴>
■自動車修理工場(整備工)
■鈑金塗装店(整備工)
■カー用品店(整備士)
■KMC中途入社(整備士)
どうして四輪整備士から二輪の業界に転職したのですか?
元々、自動車が好きで自分で車を改造をしていたこともあって、自動車業界で働いていたのですが、カー用品店勤務時代に同僚同士で「ツーリング行こうよ」みたいな流行りがあって、当時バイク免許は持っていなかったのですが、「オートバイ乗ってみようかな」という気持ちで運転免許取ったのが二輪に興味を持ったきっかけですね。
それに整備工場、鈑金塗装など、10年間で四輪整備を一通り経験して、オートバイの整備もできればいいなと思って二輪業界にチャレンジしようと。
実際に整備する対象が自動車からバイクに代わって戸惑いはありましたか?
四輪で使っていた工具が使えない事やバイクをリフトアップする手法などオートバイ特有な事もあるので一から学ばなければならない事もあり、最初は戸惑いましたが、四輪も二輪も基本的な構造はそんなに変わらないのですぐに慣れましたね。
ただ、自動車は地面に接地しているので倒れたりしないですが、二輪は不安定な乗り物なので、表からボルトやエンジンなどが丸裸で見えるので車以上に整備の際に気を使うという感じはありますね。
他に自動車の整備とは違うなと感じることはありますか?
自動車整備時代に腰を壊してしまっていたこともあったので、四輪に比べて二輪車はタイヤであったり体にかかる負担は少し軽くなったのでそれは良かった点ですね。
それに今は、エアコンが付いた室内で整備できる環境があるので、熱い寒いであったりの負担も減っているのも助かりますね。
なるほど、体力的なメリットも確かにありますよね。佐藤さんから見たバイク整備の魅力ってなんですか?
車は基本的には嗜好性が高い乗り物ではない、生活必需品ならではのお金のかけ方だと思うんですけど、二輪に関しては嗜好性が高い乗り物なので、カスタムであったりノーマルのオートバイから結構変化した車体を作ることになるので、それはとても面白いですね。
それと、自動車整備はアッセンブリが増えてきていて、故障探求・トラブルシューティングをする事が減ってきていて、バイクに関しては現行車はアッセンブリ交換もあるんですが、ライコランドでは旧車やカスタム、オーバーホール等を行うことも多いので旧車の整備やカスタムはやっぱり楽しいですね。
佐藤さんが一番楽しいと感じる整備業務ってなんですか?
やっぱり古いオートバイを触っているときは楽しいですよね。今の車両は電子制御で機能していることが多いのですが、昔のオートバイはアナログなのでしっかり整備・調整してあげないとちゃんと走らないんですね。
部品がもうないこともあるので、中古車両からとってきたり、代わりのものを使ったり、そういったところをしっかり整備して、お客さんに「調子よくなったよ」とか「ツーリング快適だったよ」とか言ってもらったときに、ほんとにやりがいを感じますよね。
それと、社風としてスタッフの意見を取り入れる風土があって、最近店内に自分の好きな旧車のコーナーを作らせてもらったので、それも楽しかったですね。
最後に先輩としてスタッフに対して指導上意識していることはなんですか?
まず、やらせてみる事ですかね。初めての事などは誰しも分からない、出来ないのが当然です。
最近は最初から答えを求める方が増えてきているように感じているので、答えややり方を最初から教えると、応用がきかなくなる。
まずはどうすれば上手く、早く、きれいに出来るかというのを自分で考えてもらうようにしています。
行き詰った時は、見ていれば手が止まるので、その時に声をかけて一緒に解決していくように心がけています。
佐藤さんありがとうございました。

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